『 人の介在へのこだわり 』 | ||
どれだけ技術が進歩し、機械の自動化が進んでも、 「人の介在」無くして自分の思い通りのものを作ることはできません。山崎技研のフライス盤には、そんな人の介在があって初めて生かされる装備、機能がちりばめられています。 | ||
手動ハンドル XY軸は自動での位置決めやモノレバーでの操作が可能ですが、ハンドルでお使いいただけるよう、山崎技研の機械には丸ハンドルを装備しています。有効/無効スイッチを設けるなど操作ミスを防ぐ機能を備え、制約の少ない汎用機ならではのハンドル操作が簡単に行えます。ミクロン単位での位置決めが可能で、目視で確認しながらの加工も無理なくできるよう、ハンドルの位置にもこだわりました。 |
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Z軸はメカ手動式ハンドル Z軸ハンドルはメカ手動式で、素材を削る感覚が手に直に伝わってきます。完全に手動での操作のため、ぶつけたり、入力ミスによる衝突の心配もありませんし、穴あけの際にはボール盤のような感覚で刃物の切れ味を感じることができ、安心感をもって正確な加工が可能です。また、Z軸の位置読み取りにはリニアスケールを採用しているため、手動といえどもその位置決めは精確です。 |
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抜群の接近性・操作性 オープンタイプで非常に接近性に優れているため、ワークの上げ下ろし等の作業がしやすく、手際良く段取りをすることができます。また、インデックステーブル等の治具を取り付けてもストロークが制限されないので別の機械で使用していた治具も搭載可能です。そして、カバーが無いことから、ワークにギリギリまで近付いての目視ができ、加工前に工具干渉チェックをしたり、加工の出来栄えの確認等を楽に行うことができます。 さらに、全てのハンドル、レバー、ボタンが前面に集中しており、そのどれもが使い易いちょうど良い場所に配置されており、作業のストレスを無くします。長く使い続けられる理由は、こんな細かな気配りの中にも隠れています。 |
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『 稼働率No.1! 』 | ||
でも結局人がつきっきりでないと加工できない2軸機でしょ?と思われる方も多いと思います。Z軸は自動じゃないし、主軸は汎用モーター、ATCだってついていない、そんな機械が根強い人気を誇る理由は、稼働率の高さ。山崎技研のフライス盤のラインナップの中でもNo.1です。仕事の量に左右されることなくどんな時でもすぐ使えて、ワークを削るまでの時間が非常に短い。そして使う人を選ばない使いやすさが稼働率をより高くしています。 | ||
省エネ構造 主軸頭の上下運動はラック&ピニオン方式。主軸頭はカウンターバランスされていて、軽快な上下送りを可能にしました。 また、YZ機の主軸頭には多くのギアが使われています。その組み合わせによって16段の回転数を生み出し、どの回転数でも最適なモーター出力で加工が可能となります。小さな力を大きな力に変える、これも“省エネ機構”です。 |
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高精度・長寿命 全軸摺動面には手間暇をかけて昔ながらのキサゲ仕上げを施しています。これにより、高精度の位置決めが可能となっているだけでなく、長期間に渡る精度維持の効果も出ています。山崎技研のフライス盤が長く愛されるのは、人目には触れないこんなところにもこだわっているからです。 |
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制御装置としてFANUC SYSTEM 20iFBを搭載しており、プログラムなしで一般的な形状の加工が簡単に行えます。 →詳しくはこちらをご覧ください 必要な数値を入力するだけで自動的に位置決めできることも魅力ですが、このガイダンス機能と同時2軸ハンドルの組み合わせで、より安全に確実に加工を行うことができます。 |
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(例)円ポケット加工 @中心座標、円半径、切削幅等の必要な数値を入力します。 A同時2軸ハンドルを回すと自動的に加工開始点へ位置決めされます。 B主軸を回転させ、ポケットの深さ分だけZを切り込み、Z軸をクランプします。 C送りレバーを倒すと加工が始まり、加工が終了すると中心へ戻り、サイクル終了となります。 |
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Cの時、送りレバーを倒さずに緑の同時2軸ハンドルを回すと、その名の通り、XY同時に動き、送りレバーを倒した時と同様にテーブルが動きます。送りレバーが、レバーを倒している間中送り速度オーバライドスイッチで指令してある速度で動くのに対して、同時2軸ハンドルは、ハンドルを回す速度に従って動きます。ハンドルを回すのを止めると動きも止まります。 これらを利用すると、加工しながらデバックができるため、加工時間を短縮することができます。 |
◆標準仕様
テーブル | 作業面積 【特別仕様】 | 1,400mm×400mm |
最大積載質量(等分布) | 600kg | |
移動量 | ストローク(X軸×Y軸×Z軸)【特別仕様】 | 850mm×400mm×520mm |
距離 | 主軸端面からテーブル上面【ハイコラム】 | max:660mm min:140mm |
主軸 | 主軸回転速度(16段) | 55〜2,000min−1 |
主軸端形状 | NO.50 | |
送り速度 | 切削速度(49段) | 1〜4,000mm/min |
早送り速度(X,Y軸) | 6,000mm/min | |
早送り速度(Z軸) | 手動 | |
ボーリング送り速度 | 0.05〜0.2mm/rev | |
電動機 | 主軸電動用 | 3.7kW |
総電源容量 | 10KVA | |
据付 | 機械所要最大寸法(左右×前後×高さ) | 2,950mm×1,870mm×2,475mm |
◆特別仕様
サイズ | ロングテーブル(200mm長) | ハイコラム(200mm高) |
主軸 | 主軸モーター馬力アップ(5.5kW) | 主軸高速仕様(3,000・4,000min−1) |
プルスタッド式工具着脱装置 MAS−T・U | 主軸頭潤滑油冷却装置 | 作業環境 | テーブルスプラッシュガード | パーテーション型切削液装置 |
エアーブロー装置 | 照明装置 | |
主軸テーパNo.40仕様 | 主軸エアーブレーキ装置 | |
チップコイルコンベア装置 | ||
制御 | 外部FIN型信号出力 | 制御軸拡張第4軸制御 |
XY軸スケールフィードバック |